2014年11月04日
一の宮巡り(外編-美保神社)

出雲大社から宍道湖畔を走って東に向かいます。途中、ちょいと寄り道します。こちらは出雲国二之宮 『佐太神社(さたのかみやしろ)』 で、出雲大社、熊野大社とならび出雲国三大社の一つです。養老元年(西暦717年)に創建され「佐陀大社」とも称されいたらしいです。
ちょうど、本殿の改修工事中で全容が見れなくて残念でした。仮拝殿で名物の「扇おみくじ」をひいてみたら大吉でした!


松江市を通過して更に東へ。目的地は島根半島の東端に鎮座する 『美保神社』 です。
こちらは御祭神は三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、大国主神(おおくにぬしのかみ)の子・事代主神(ことしろぬしのかみ) すなわち、「ゑびすさま」を祀る神社です。漁業・商業繁盛の守護神として信仰されています。ゑびす信仰には二つの系統があり、蛭子命(ひるこ)神をご祭神とする神社の総本社は西宮神社、事代主神をご祭神とする神社の総本社が美保神社です。美保神社は全国にある事代主神系ゑびす社3,000余りの総本社として信仰を集めています。


『出雲だけでは片詣り』 と言われるのは出雲大社が大国主神=大黒さま、美保神社がゑびすさまを祀っているので 『ゑびすだいこく』 の縁起をかついだことからきているらしい。創建は西暦700年代らしいので、かなり歴史がある神社です。


絵馬はゑびすさまが腕抱く “鯛” です。竹のつり竿の先に絵馬を結び付けて奉納します。縁起ものなので御土産に買って帰りました。美保神社はまさに美保関漁港の脇に建っています。この街は大正時代の歴史を感じさせる旅館が立ち並び、与謝野晶子、高浜虚子など文豪も多く訪れた青石畳み小路のレトロな風景に出会えます。折角なので、ちょっと探検してみることにします。
