2014年11月03日
一の宮巡り(その23・出雲大社)


さて、いよいよ大御所の出雲大社(いずもおおやしろ)に参拝です。
と、その前に出雲大社の西にある海岸 「稲佐の浜」 に向かいます。こちらは国譲り、国引きの神話で知られ、古事記や日本書記にも登場します。また、旧暦10月の神在月に全国の八百万の神々が最初に訪れる場所でもあります。
稲佐の浜に小さな島があり、弁天島と呼ばれています。「弁財天」が祀られてたころの名残ですが、現在は豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。

稲佐の浜から東に向かうと鳥居の前に出ます。有名な 「勢溜の鳥居」 です。
実はこの鳥居から南に向かう神門通りには大きな一の鳥居があります。正しい参拝はこの鳥居が一番最初ということになります。時間は午前8時ですが参拝者が沢山いますねぇ。
出雲大社は古代より杵築大社(きづきたいしゃ、きづきのおおやしろ)と呼ばれていましたが、1871年(明治4年)に出雲大社と改称されました。


「祓社(はらいのやしろ)」の参拝を済ませて松並木の参道を歩くと大国主神の像があります。手水舎で清めてから銅鳥居をくぐると拝殿が見えてきます。この銅鳥居は1666年に毛利綱広(毛利元就の玄孫:やしゃご:孫の孫)が寄進したものです。

拝殿での参拝は “二礼、四拍手、一礼” です。4回手を合わせるので 「しあわせ」 の意味とか。拝殿の注連縄(しめなわ)も大きいですが、こちらは有名な巨大注連縄ではありません。間違えて写真を撮っている人が多いです。実は初めて来た時の私もそうでした(汗)
拝殿の参拝のあとは本殿への参拝です。本殿南側の八足門(やつあしもん)と西十九社前の小さな拝所で参拝します。


有名な巨大注連縄は出雲大社境内を出て西隣の神楽殿にあります。こちらは出雲国造(いずもこくそう)家の拝殿です。巨大な注連縄は長さ13m、周囲9m、重さ5トンもあるといいます。



さて、出雲大社での参拝を終えて次なる目的地は・・・「杵築(出雲)だけでは片詣り」 といわれる神社に向かうことにします。