2014年10月31日
一の宮巡り(外編-日御碕神社)

熊野大社から玉造温泉に寄り道して、足湯に浸かりながら一服、竹田城の登山に疲れた足を癒します。こちらの温泉は本当に肌がツルツルになります。空のミストボトルが200円で売っていて、源泉を無料で詰めて帰れます。さて次なる目的地は日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)です。


日御碕神社は島根半島の西端にあります。こちらは一之宮ではありませんが、参拝する意味はとても大きいものなのです。神社には珍しい朱塗りの社殿は徳川家光によって建てられたもので、既に300年以上の時を経ています。画像は下ノ宮で天照大御神が祀られており、別名、日沈宮(ひしずみのみや)と呼ばれいます。ここまでで、おや?っと思ったアナタは素晴らしい。太陽が沈む場所に建てられた神社・・・では太陽が昇る場所の神社は?・・・そう、伊勢神宮内宮なんです。同じ天照大御神を祀ってある意味は深いですねぇ。
天平七年(西暦735年)の神勅の一節では・・・
『日の出る所、伊勢国 五十鈴川の川上に伊勢神宮を鎮め祀り日の本を昼を守り、出雲の国 日御碕清江の浜に日沈宮を建て日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らん』
ちなみに上ノ宮は「神の宮」と呼ばれ、日御碕神社は出雲大社の「祖神(おやがみ)さま」として崇敬を集めています。


日沈宮が現在の日御碕神社に祀られる前に鎮座されていたのが経島(ふみしま、ふじま)で日御碕の約100メートル沖にあります。この島は日御碕神社の神域として神職以外の立入りは禁止されており、年に一度だけ宮司だけが島に舟で渡ることができるということです。
まさに狙った通りというか、それ以上の夕日に遭遇できました。しかし、長い一日でした~。
明日はいよいよ出雲大社への参拝です。

