2014年07月31日
全国の空き家820万戸!

総務省が7月29日発表した2013年10月1日現在の住宅・土地統計調査結果(速報)によると、住宅の全国総数6063万戸のうち820万戸が空き家で、空き家の割合は13.5%と、08年の前回調査と比べ0.4ポイント上昇し過去最高を更新した。総住宅数は305万戸、空き家数は63万戸それぞれ増え過去最多。都道府県別に見ると、山梨の22.0%が最も高く、次いで長野の19.8%、和歌山の18.1%が高かった。
全国的に空き家が増えているという・・・人口の減少、また都会への一極集中傾向のために地方都市で空き家率が上昇しており、約2割が空き家という統計はにわかに信じがたい。でも、確かに浜松でも空き家が増えているような気がする・・・ 必要のないものなら売ってしまえば良いという単純なものでもなく、売りたくても売れない事情があったりもする。空き家になると庭は雑草で荒れ放題になり、建物の劣化も急速に進む。建物は人の手が入ってこそ、現在ある状態を維持できるものだと感じる。空き家が一軒あるだけでも附近の環境には悪影響も出る。不審者が住みついたり、放火の危険もつきまとう。だから、古い空き家は解体して更地にしてほしいと要望するのだが、これがなかなか進まない。
建物を解体して更地にすると固定資産税の軽減措置が受けられなくなるのだ。具体的には200㎡までの住宅用地の固定資産税が1/6 に軽減されているので、その金額差は大きい。だから、相続した住宅をそのまま空き家にしているケースなども増えているのも頷ける。
今後どういう対策が講じられるのか・・・・・かなり悩ましい問題です。
Posted by 日本ホームプロダクト(株) at 17:19│Comments(0)
│時事あれこれ