2014年07月04日
土地の価格(その1)

国税庁が1日公表した静岡県内路線価(2014年1月1日現在)は、景気の改善傾向から静岡、浜松の両市の最高路線価が6年ぶりに上昇に転じた。消費税が8%になって3カ月が経ち、投資マネーを引き寄せる都市部と、駆け込みの反動減からの戻りが弱い地域と需要が二極化している。@S[アットエス] by 静岡新聞 7月1日(火)14時20分配信
この【路線価】とは公(おおやけ)に示されている土地価格(公的地価)のひとつですが、実は他に公示地価、基準地価などもあります。ここでそれらについておさらいをしておきましょう。
路線価(ろせんか)とは、毎年7月に国税庁によって公表される、その年の1月1日時点での路線(一般的には道路)に面する宅地1平方メートル当たりの土地評価額のことです。公示地価の8割となっており、相続税や贈与税の課税価格を計算する基準となります。すなわち課税を目的とする基準価格と思って良いでしょう。
公示地価(こうじちか)とは、国土交通省に設置された土地鑑定委員会が調査し発表している地価情報です。一般の土地取引価格に対して指標を与えることを主な目的として毎年1月1日時点での価格を、その年の3月に「官報」に掲載されます。
また、公示地価は公共事業用地の取得価格算定や国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定等の規準となります。こうのように公示地価は、直接的には課税を目的とするものではありません。
基準地標準価格(基準地価)、固定資産税評価額については次回に続く。
Posted by 日本ホームプロダクト(株) at 17:14│Comments(0)
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