2014年06月09日

境界

境界

土地の境界についてのお話です。
土地の境界には殆どの場合、境界杭があります。境界杭といっても種類は様々で、 しっかりしたコンクリート製の杭からプラスチック製の杭、さらには金属製のプレートや鋲(びょう)、ブロック塀や側溝への刻み(きざみ)などもあります。
土地の測量の際にはこれらの境界杭を目印に面積を測るわけですが、境界が無い場合が意外と多くあります。最初から無いことはないと思われますが、ブロック塀を造る時に撤去してしまったり、盛り土をし て埋まってしまったりして探しきれない場合があります。また、本当に旧い話では境界に杉の木を列に植えたということもあって、巨木になった杉を目印に測ってみるとドンピシャなんて冗談みたいなホントの話です。
杭の復元は一度でも測量をしている場合は何とかなるのですが、そうでない場合は公図(こうず)や明治時代の頃の測量図などを探してこなければならなかったりします。この頃ではメートルではなく間(けん)が基準単位なので一間(約1.8m)、三尺(約90cm)から計算してゆきます。
また、隣地にお住まいの方同士の仲が悪か ったりすると境界が決まらないというケースも、まま存在します。境界が確定できずに土地が売れないということもありますから、自宅の境界くらいは何かの機会にお隣さんとしっかりと確認しておきましょうね。



Posted by 日本ホームプロダクト(株) at 16:49│Comments(0)
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