2015年10月16日
杭工事
分譲マンションが傾いて大騒ぎになっています。原因は杭工事の記録データー改ざんという、なんともお粗末な話です。これが大手の業者だらか始末が悪い・・・売主がM不動産であれば購入者はその信用力で購入したといっても過言ではないでしょう。何ものも購入するときには、その商品がもつブランドが判断材料になりますからねぇ。
マンションや一戸建て住宅を建てる際には必ず地盤調査を行います。小規模な戸建てでは簡便なスウェーデン式サウンディング試験を、マンションではボーリング(標準管入)試験を行って地盤の強度を測定します。地盤強度はN値で表示され、重さ63.5キロのハンマーを75センチの高さから落として測定用のさし棒を30センチ打ち込むのに必要な回数をいいます。それが一回で入ってしまえばN値は1、十回かかればN値は10ということになります。もちろん10の方が地盤強度が高いとされます。ボーリング試験では地下の強固な地盤を探すことも目的のひとつです。

宅地造成においても擁壁の設置には強固な地盤が必要です。支持地盤が弱い時には杭工事や柱状セメント改良工事を行います。杭にはコンクリート杭や鋼管杭などがありますが支持地盤までの深さや擁壁の規模等によって判断して使用します。柱状セメント改良は杭を打ち込む代わりに穴を掘ってセメントを流し込み地下にコンクリートの柱を造ってしまう工法です。

画像は平成19年に富塚町宅地造成での工事風景です。杭はコンクリート杭を使用しました。工事を行うにはこんなに大きな機械が必要になります。杭工事一式を発注せずに杭本体と施工を別にしています。多くの工事業者がまじめに仕事をしているのに、規範となるべき大手業者に信用を無くす行為をされると・・・まったく悲しくなります。



マンションや一戸建て住宅を建てる際には必ず地盤調査を行います。小規模な戸建てでは簡便なスウェーデン式サウンディング試験を、マンションではボーリング(標準管入)試験を行って地盤の強度を測定します。地盤強度はN値で表示され、重さ63.5キロのハンマーを75センチの高さから落として測定用のさし棒を30センチ打ち込むのに必要な回数をいいます。それが一回で入ってしまえばN値は1、十回かかればN値は10ということになります。もちろん10の方が地盤強度が高いとされます。ボーリング試験では地下の強固な地盤を探すことも目的のひとつです。

宅地造成においても擁壁の設置には強固な地盤が必要です。支持地盤が弱い時には杭工事や柱状セメント改良工事を行います。杭にはコンクリート杭や鋼管杭などがありますが支持地盤までの深さや擁壁の規模等によって判断して使用します。柱状セメント改良は杭を打ち込む代わりに穴を掘ってセメントを流し込み地下にコンクリートの柱を造ってしまう工法です。

画像は平成19年に富塚町宅地造成での工事風景です。杭はコンクリート杭を使用しました。工事を行うにはこんなに大きな機械が必要になります。杭工事一式を発注せずに杭本体と施工を別にしています。多くの工事業者がまじめに仕事をしているのに、規範となるべき大手業者に信用を無くす行為をされると・・・まったく悲しくなります。



Posted by 日本ホームプロダクト(株) at 19:00│Comments(0)
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