2015年05月13日
一の宮巡り(その26)香取神宮

鹿島神宮をあとに、次の目的地は千葉県の下総国一之宮、香取神宮(かとりじんぐう)です。
香取神宮は日本全国に約400社ある香取神社の総本社で、創建は神武天皇十八年(紀元前643)と神話の時代まで遡ります。江戸時代以前から「神宮」と称されていたのは伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけといわれますので、まさに別格の神社ですね。

朱塗りの二之鳥居をくぐり参道を進むと新緑の楓の木々が迎えてくれます。こちらでは春の桜、秋は紅葉が楽しめるらしいです。視界が開けると三の鳥居があり総門へと登ってゆきます。鹿島神宮と比べると全体的に華やかな印象です。


総門をくぐるとやっと手水舎があり、禊をすませて楼門をすすむと、いよいよ拝殿が姿を現します。拝殿奥の本殿は元禄13年(1700年)に江戸幕府5代将軍の徳川綱吉によって造られたもの。香取神宮の主祭神は経津主大神(フツヌシ)で、タケミカヅチ(鹿島神宮祭神)とともに出雲へ派遣され大国主命(オオクニヌシ)と国譲りの交渉を行なったといいます。

