2015年03月25日
マラソンは現金払い

”マラソンは現金払い” といっても参加費のことではありません。
これは ”マラソンには貯金が出来ない” という意味なのですが、走っている方にはよく解ると思います。マラソン大会に参加して良い記録を出すためには日々のトレーニングが必要で、これの手を抜くと良い記録はおろか、それまでの努力が水の泡になってしまう場合があります。
トレーニングは心肺機能や脚力などを向上させることが目的ですが、たとえば怪我などによって長期にトレーニングが出来ないと、それらの機能が一旦リセットされてしまうのです。もちろんゼロになってしまう訳ではありませんが大幅に下がってしまうことになります。そこでランナー達は現在の能力を維持するために、半ば脅迫感に苛まれながらトーレーニングに励まざるをえないという・・・ちょっと恐ろしい状況に陥るという訳です。ですから、いくらトレーニングで何100km走っても走り貯め(貯金)は出来ないので、常に持っている能力をその場で発揮する 『現金払い』 になるということなのです。
これはレース中にも言えることで、たとえば20kmを2時間で走るとして最初の10kmを1時間のつもりが45分で走って貯金が15分できたと思っても、それがオーバーペースであれば後半バテバテで残り10kmを1時間15分で走って結果は同じ、ということも往々にしてあることです。ましてや、フルマラソンであれば35km過ぎてから地獄をみることになります。
もっとも、ワタシは心身ともにそこまでのレベルには達しておりませんが・・・今週末は豊橋マラソンに参加してきます。
Posted by 日本ホームプロダクト(株) at 14:41│Comments(0)
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