鎮魂の日

日本ホームプロダクト(株)

2016年03月11日 11:20

2011年3月11日から5年が経過しました。
あの日は金曜日、小春日和の暖かな午後、ちょうど佐鳴湖の駐車場でクルマを停めて景色を見ていました。突然大きな気持ちが悪い揺れが起こり、目まいかと思うくらいでした。その時はまさか地震の揺れだとは思わずに、その後に訪れた取引先の事務所で震災を知り、テレビの津波の中継を見て驚愕したことを鮮明に記憶しています。
その日からテレビからCMは無くなり、刻々と映し出される被災地の姿にただただ茫然としていました。数日後に原子力発電所の危機が起こると、遠く離れた浜松でさえもスーパーからはカップ麺やミネラルウォーター、トイレットペーパーが無くなり、ガソリンの給油制限も発生しました。

5年という時間が過ぎてそれらの記憶が薄れつつあるのが現状です。しかし被災地では多くの人が避難生活を余儀なくされ、未だ行方不明の方々が数千人もおり、もとの生活を取り戻せるのには数十年という時間が必要ともいわれています。この現実を忘れないように記憶を呼び戻すのが今日という日なのだと思います。
当地に住む私たちはいずれ記憶される日として、新たに加わるであろう 「東海地震の日」 に備えて気持ちを引き締める日としたいものです。

震災から4ケ月後に石巻~女川~南三陸町~気仙沼~陸前高田に訪れてみました。その惨状には言葉がありませんでした。





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