日本神話の世界(2)

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2014年10月10日 11:33


10月は神無月と云いますが、これは全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国へ出かけてしまう為に、それぞれの神社に神様が不在になるということからです。ですから、神々が集まる出雲では逆に 『神在月(かみありづき)』 と呼ばれています。ここでいう10月とは旧暦月なので新暦では12月になります。神在月の由来は出雲国の大国主神(オオクニヌシ)が高天原(神が住む天上界)を治めていた天照大御神(アマテラス)に、この地の統治を譲る、いわゆる 『国譲り神話』 とされています。この神話は古事記や日本書記にも登場しますが、なぜ伊勢ではなく出雲に神々が集うかについては諸説あるようです。
全国の神々は旧暦の10月11日から17日(新暦の12月1日から7日)まで7日間、出雲の地で神事を執り行うとされています。ということは、その期間は出雲以外の神社にお参りしても駄目じゃん・・・ということですかねぇ。

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