一の宮巡り(その20・籠神社)
天橋立に来るのは、かれこれ8度目になるだろうか・・・ しかし、天橋立の傘松公園展望台の麓にこれほど立派な神社があるとは知りませんでした。(汗)
『籠神社(このじんじゃ)』は丹後国一之宮で元伊勢籠神社とも呼ばれています。その由来は天照大神、豊受大神が此処から伊勢に移されたという故事からだそうです。その歴史は古く紀元前に遡るとか・・・主祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)で天照大神の孫神にあたります。
神門前の左右に立つ石造狛犬は鎌倉時代のもので、作者の魂が狛犬にこもって石の狛犬が天橋立に暴れ出て通行人を驚かしたという伝説もあるようです。
『眞名井神社』は籠神社から山手に400m程上った処にあります。籠神社の奥宮で主祭神は伊勢外宮と同体の豊受大神です。奈良時代に眞名井神社から遷宮で現在の籠神社が創建されたということです。ですから伊勢神宮のルーツがこちらということになります。予備知識は無かったのですが、取りあえず行ってみたら大正解でした。先回の塩釜神社と同じ轍を踏む訳にはいかないので・・・
眞名井神社本殿の裏手に古代からの祭祀場である磐座(いわくら)があります。(磐座とは神を祀るための神聖な石や岩のことで、豊受大神・イザナギ・イザナミの三神のものがあります) 普通に使った手水(ちょうず)は御神水の「天の眞名井の水」だったらしい。最近のパワースポットブームでこの水を求めて全国から参拝されるようです。(・・・後で知りました) その影響からか、以前は本殿裏の磐座まで入れたらしいのですが、現在は立入り出来ませんでした。写真撮影も伊勢神宮同様に階段下までしかできません。こちらにはもう一度ゆっくり来てみたいと思います。
ちょうどお昼時ですが天橋立も観ずに先を急ぎます。
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